大沢香織さん
日本

大沢香織さんを紹介します

子どもの学びを深め、加速させる“楽しさ”をつくりたい
大沢香織さん
日本
私たちのつくるサービスの最終的なゴールは、アプリを利用した子どもたちが地に足をつけて、楽しく生きられる大人になること。

ウェブサイトやスマホアプリ等を制作する「トーキョーストーム」が
楽しみながらお手伝いをする子ども向けスマホアプリを生み出した。

私の場合、起業の背景に華々しい職歴があるわけでも、また長年の夢を叶えたわけでもなく、やむをえない事情に迫られて起業に至ったというのが正直なところです。当時、ガラケーの公式サイトの企画を行う会社にいたのですが、iPhoneの誕生によって、事業があっという間に傾き、結果、社員はリストラに。35歳で2歳の子どもを抱えていた私は、必死で転職活動をするもうまくいかず、「こうなったら起業して自分で自分を雇うしかない!」と立ち上げたのが「トーキョーストーム」です。主にウェブサイトやスマホアプリの制作などの仕事を受託していましたが、追い風が吹いたのは2012年、独立して2年目のころでした。

仕事の流れが変わった、ある人との出会い

転機は「サムライインキュベート」の代表である榊原さんとの出会いから。起業家などを支援するインキュベーターのなかでも、日本の先駆け的な存在である「サムライインキュベート」が開催するピッチイベントに参加するうちに、榊原さんから「大沢さんがつくりたいものを何でもつくっていい」と、出資していただけることが決まったのです。受託仕事に加えて、自分たちがつくりたいものを制作するという仕事が新たに始まりました。

ネガティブな感情を煽っても信頼関係は生まれない

そこで最初に取り組んだのが「おてつだいクエスト&おてつだいマジック」。子どもたちが現実世界でのお手伝いをするごとにスマホのゲームが進むというアプリです。お手伝いを“楽しく”行うことを目的に制作しました。

今、ウェブ業界は、不安を感じさせる見出しでPV数を稼ごうとしたり、心配や焦りを引き出して購買を促したりと、ネガティブな感情を煽る傾向が目立ちます。そのやり方に、私はとても抵抗を感じますし、それは結局、発信者への“信頼”にもつながらないはず。

今の風潮への問いかけの意味も含めて、“楽しさ”原動力にやる気を引き出すものを提案したかったんですね。アプリには、多くの企業から関心が寄せられて、塾や音楽教室からコンサルティングや、日々の学習で使えるタブレットの企画・制作を依頼されるなど、ここから仕事の幅はぐんと広がりました。

Facebookを通じて仕事を依頼されることもありますよ。同業の知人からの「紹介したい人がいる」とのメッセージから新規の仕事が始まり、紹介する、されるといったチャットグループがどんどんつくられ、仕事の幅が広がったり、「この企画について意見を聞きたい」といった仕事もFacebookを通していただいたりと、日本に上陸したばかりでアカウントをもっていた人が少なかったころから、こんなに浸透した今でも活用し続けています。

今の子どもたちが大人になって本当の効果がわかる

私たちのつくるサービスの最終的なゴールは、アプリを利用した子どもたちが地に足をつけて、楽しく生きられる大人になること。アプリを通じて子どもの学びを深めることで、自分の子育てに対する考え方が正しかったと、長い時間がかかっても証明していきたいと思います。

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