森温子さん
日本

森温子さんを紹介します

京都を訪れた外国のお客様に、最初の茶道体験を英語で提供
森温子さん
日本
なかには、感動して涙ぐむお客様も。何よりもうれしく、やりがいを感じる瞬間です。

京都の清水寺へと続く参道 二年坂から一本、
路地に入ったところにある、森温子さん主宰の「Tea Ceremony Camellia」
英語で茶道体験ができる空間は、海外の観光客から大人気。

母親の影響で小さなころから、茶道をはじめとした伝統文化に触れて育ちました。一方で、長く英語を使う仕事に携わり、自分の心に消えない情熱としてある“茶道”と、これまで磨いてきた“英語”をビジネスにつなげられないかと考えていたある日、日本文化が根付いていて、さらに日本文化を求めてやってくる外国人が多いこの京都だったら、私の人生で培ってきたものすべてを生かせる!とひらめいたのです。

いよいよ開業するも、大苦戦の幕開け。

京都を訪れる外国のお客様に、茶道の入り口として、しきたりや型よりも、“楽しかった”と言ってもらえるものを提供したいと思い、体験内容を整え、準備しました。ところが、満を持してオープンしたものの立地の悪さで閑古鳥…。再チャレンジすることを決意して勉強し直し、1年後、この場所を見つけました。

2014年のオープンと同時にFacebookを開設し、堅苦しくない雰囲気のなか、英語でも茶道を楽しく体験できることが伝わるような動画を積極的にアップし、そこから評判も広がっていきました。

茶道体験は1回45分。まずは茶道の歴史について学びます。続いて、お点前の見学。Tea Ceremonyが始まると、それまでの和やかな雰囲気が一変、こちらの集中や緊張感が伝わり、場が静まります。なかには、感動して涙ぐむお客様も。何よりもうれしく、やりがいを感じる瞬間です。その後は、見た目も美しい季節の和菓子と抹茶で、ゆっくりとその時間を楽しんでもらいます。

さらなる夢を抱いて。

茶道をまったく知らなかった方からの質問は刺激的で新鮮。いちばん多いのは、「お茶を飲むのに、なぜそんなに大変なことをするの?」というもの(笑)。日本人からは決して出ない疑問ですよね。

私なりに考えて、「もとは侍が心を鎮める時間として発展したものですが、現代人にとっても、人生の瑣末な出来事から離れて、お互いを尊重し合い、静かにお茶を飲む時間が必要なんです」とお答えしています。

今の場所もとても気に入っていますが、いつかは、お茶室に続く長い路地のあるようなロケーションでお客様を迎えられたら……最高です。

前の記事 次の記事

To help personalize content, tailor and measure ads, and provide a safer experience, we use cookies. By clicking or navigating the site, you agree to allow our collection of information on and off Facebook through cookies. Learn more, including about available controls: Cookies Policy